事業内容

弊社のコア技術は熱を制御するシステムの設計です。弊社は、特に熱の伝達、放熱、温度差発電システム等に関する受託開発を主業務としています。 自社製品としては二段式ペルチェ素子があり、除湿構造の冷却素子や温度差発電素子として応用利用されています。

今後の事業展開として,地球温暖化の抑制や自然エネルギーの利用促進を主目的に、廃棄熱・太陽熱を利用して電力を生産するロータリー熱エンジンの製造販売を主体に事業を展開します。 ロータリー熱エンジンの主要構成機構のロータリーエキスパンダー(REエキスパンダ)のパーツ類の樹脂化を推進して低価格化を目指します。 海外企業への自社特許のライセンスとREエキスパンダの代理店制度の拡充を図ります。

研究開発

当社の技術開発の形態を以下の図に示します。 自社で開発した技術を、大学等において論理的に評価し、提携企業により技術的な検証を行い、保証された技術を育てています。

受託研究

実績

除湿装置・ゼーベック発電ユニット・EGRクーラー・CPUクーラー・ EL表示装置及びインバーター・自然対流式放熱器等

※熱設計サポートでは、 熱に関する問題解消のお手伝いをしています。(有料)

会社概要

設立 平成元年4月1日
資本金 1,000万円
代表者 代表取締役  東 謙治
取引銀行
  • 三菱UFJ銀行 上本町支店
  • 百五銀行 名張支店
  • 奈良中央信用金庫 高田支店
社是 深慮即断
企業目標 社会に貢献する環境技術の普及
事業拠点
  • 本社
  • 〒635-0071
  • 奈良県大和高田市築山506-6
  • 電話 : 0745-23-1441(代表)
  • FAX : 0745-23-1442
  • 名張第2試験場
  • 〒518-0752
  • 三重県名張市蔵持町原出522番33
  • STEP Lab.
  • Socio Thermal Energy Project
  • 東京大学:Joint Research Laboratory
  • higashi@space.t.u-tokyo.ac.jp
取引先
  • 東京大学
  • 株式会社フェローテック
  • 関西電力株式会社
  • 理化学研究所
  • その他自動車メーカー研究所他

設備案内

弊社では特殊な試作機器、計測機器、設備を種々有しております。例えば,
  • 3次元CADデータから立体モデルの作成が可能なモデリングマシーン
  • 室内を恒温・恒湿に保持して各種の実験が可能な恒温恒湿実験室
  • 画像データのチャート、可視画像、平均温度、ライン解析などが可能なサーモグラフィー
などがあります。弊社ではこれらの機器を用いた制作加工、計測依頼を承っております。

沿革

1989年 4月1日 株式会社ユックインターナショナルを設立する。同年10月31日、旅行業代理店登録を取得。(運輸大臣登録一般旅行業代理店業 第6182号)同時に、海外旅行商品の二次卸を開始する。
1991年 湾岸戦争を転機に、市場ニーズに合った簡易スチームサウナの開発に着手した。
1992年 9月8日 簡易スチームサウナ1型を開発、特許出願した。
1994年 大日本除虫菊株式会社より商品開発を受注した。
1995年 スチームサウナ2型の国際特許申請を行った。また、微生物による水質・土壌の改善を目的とした特許を出願した。大日本除虫菊株式会社との共同開発による特許出願を行った。
1996年 旅行業法改正に伴い旅行業第3種1778号として再登録した。スチームサウナ「ふろリダ」の販売を開始した。ベンチャー企業として近畿通産局の関西テクノロジーマップ(企業編)に掲載された。
1998年 スチームサウナT型の特許が登録された。登録後、専用実施権を許諾。社名を株式会社ダ・ビンチに変更した。
1999年 本社を大阪市平野区から奈良県磯城郡に移転、電熱変換素子の研究及び用途開発に着手。
2000年 本社及び研究所を統合して奈良県大和高田市に移転、ペルチェ式CPUクーラーの製造に着手、東芝燃料電池システム社に納入した。
2001年 放射温度計による非接触型温度制御装置の開発をノーリツ鋼機社より受託した。各種センサー入力によるマイコン制御をペルチェ式クーラーに採用した。
2002年 新型ペルチェ素子の開発を受託し特許出願した。その他、側鎖結晶性ポリマーの用途開発及び、EL(エレクトリックルミネッセンス)用のインバータの開発に着手した。また、産業用機器のクーラーとして強制空冷式ペルチェクーラ60W、120W、240Wの3タイプ及び自励式タイプを開発し、デンソー社に納入した。
2003年 特殊形状の二段式ペルチェ素子の開発に着手、熱電変換効率70%を超える試作機の製作に成功し2005年度の商品化を予定。側鎖結晶性ポリマー(インテリマー)を用いて熱制御式の高い除菌効果を備えた粘着式の掃除具を開発した。
2004年 二段式ペルチェモジュールの量産試作をフェローテック社に委託し製造を開始した。また、アズワン社より、ペルチェ式除湿構造の研究開発を受託した。東京大学と熱の移送素子に関する共同研究を開始し特許を出願した。
2005年 二段式ペルチェモジュールが理化学機器の除湿構造に採用され製造を開始した。また、東京大学との共同研究課題の熱移送素子(マグネチックヒートポンプ)の試作機を製作し、性能検証及び磁場解析、流体解析などを実施した。新たなる研究課題として排熱を利用した温度差発電装置の研究を東京大学と共同で開始して特許を出願した。また、温度差発電装置に関して関西電力と共同研究契約を締結した。
2006年 三重県ベンチャー総合補助金3,000万円を獲得し、三重県名張市に研究所を開設した。また、近畿経済産業局・ネオクラスター推進共同体の支援を受け温度差発電研究会を発足した。
2007年 3月 デット・エクイティー・スワップを実施して資本金2,500万円、資本準備金2,500万円の合計5,000万円の増資を行った。
2007年 11月 第三者割り当てによる増資。資本金6,000万円
2008年 3月 ベルギー、ブリュッセルにヨーロッパ事務所を開設した。
2008年 4月 東京大学内にSTEP(Socio Thermal Energy Project)Laboratoryを開設した。
2009年 6月 ロータリー熱エンジン(500W級)を完成させた。
2010年 2月 関西フロントランナー大賞を受賞した。
2010年 6月 ロータリー熱エンジン1kWシステムが完成した。
2011年 4月 環境省の委託事業にロータリー熱エンジンの研究開発が採択された。
2011年 5月 ロータリー熱エンジン10kW実用化モデルが完成した。
2012年 4月 独立行政法人理化学研究所の社会知創成事業に採択され、光熱エネルギー電力化研究チームを発足。
2013年 1月 テレビ東京系のワールド・ビジネス・サテライトにてロータリー熱エンジンシステムが紹介されました。
2013年 3月 グリーンエネルギーLLCを設立。
2014年 4月 ロータリー熱エンジン10kWの受注開始。
2015年 低コスト化に向けた樹脂製RE(ロータリーエキスパンダー)開発開始
2017年 11月 川湯の森病院(北海道)56度の低温地熱発電で系統連系開始。
2018年 「2025年大阪・関西万博をテーマとした水素活用イメージ」にロータリー熱エンジン掲載。(近経局)
2020年 RE気力発電ユニット開発(国プロ)開始、波力発電に着手。